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2012年03月17日

鉄骨の家

某ハウスメーカーの軽量鉄骨住宅にお住まいの方から、ピアノ用の
防音の相談を受けていました。

「とりあえず内窓をつけましょう」と言うことで、ご注文を頂いたら、建
てたハウスメーカーさんから 「枠にビスを打つと鉄骨が錆びやすくな
るため、後々保証ができません」といわれたそうな。

「はぁ?」ですな。

軽量鉄骨の造りが判りませんので何とも言えませんが、室内の木製
窓枠にビスを打つと、その下は木の下地ではなく鉄骨だから、表面の
さび止めがはがれ錆びやすい、という意味かと察します。 それじゃ
壁に釘打つことも心配ですな。

建物の耐久性とは、そのままの形で長く持つ、というだけでは駄目だ
と思います。住む人数が替わり、ライフスタイルが変わり、嗜好も変わ
ります。変化に対応できなければ、住みつらい家になってしまいます。

日本で木造住宅が好まれる大きな理由に、「増改築のしやすさ」があ
ります。欧米のように何度も住み替えることを好まない日本人は、愛
着の湧いた土地で、そこにある建物を少しずつ手入れしながら住み続
けることを大切にします。又、中古住宅を購入した場合でも、リフォーム
性が悪いとどうでしょう? リフォームがしやすいというのは、長く住み
続けるための必要条件だと思います。まして内窓ひとつ足せないんじゃ
不便じゃないですか?ねぇ。

投稿者 tamagawa : 2012年03月17日 19:59