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2007年11月10日

プラニング

今日は、お客様の打合せも含め、3件のプラニング検討をした。
どのお宅も基本は4LDKながら、全く似ても似つかない。

住宅建築に長く携わってつくづく思うのは、プランの数は無限大だ
ということ。同じくらいの規模で、似たような間取り希望でも結果的
に同じ家にはならない。敷地条件(広さや周辺環境)、家族構成、
こだわりたい点、予算、好み、そして家族間の意見調整。それら膨
大なご希望を、ひとつの間取りに結集して良い家にしていくのは、
ひとえに担当者の設計能力と経験、やる気、それに住む人への愛
情による。

正直どんなに能力のある人でも、一生懸命に取り組んでもらわなけ
れば、ろくなプランにならない。どんなに経験のある人でも、住む人
への思いが薄ければ、良い提案も出てこない。これは経験上紛れも
無い事実なのである。

以前、某大手メーカーの戦略で『2,3000万の家など適当にやって
おけ。大事にするのは、もっと高額のお客様だ。』と言うのがあるのを
知りびっくりしたことがある。7000万以下の客層は「ドブ・マーケット」
だと豪語するメーカーもあった。それなら世の大半の人は「ドブ」ですよ、
ひどい話です。
そんなメーカーの担当者が果たして庶民の住まい造りに親身になって
くれるのか、はなはだ疑問です(今は少しは良くなったんでしょうが)。

プラン造りは、まず、自分たちの希望をある程度まとめたら、信頼できる
住宅コーディネーター(当社のKt女史のような・笑)に相談し、双方本気
で取り組んでいけばきっと良い家になります。時間をかければ良いと言
うものではありません。本気で取り組むことが大事です。
少なくとも前述したような考えの人には頼まないことですね。(おっと失礼、
もしあなたのご予算が1億円ならば超優秀な設計士が担当してくれます。
因みにイチローの名古屋の実家はS林で2億らしい・・・どうやったら2億か
かるんだろうか)

投稿者 tamagawa : 2007年11月10日 19:05