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2017年07月17日

建築の許可

週末にご契約済みのお客様2件のお打合せがありました。
いずれも着工前の許可がらみで、随分とてこずりました。

一つは、崖下で建築するにあたり十分な離れがとれない
為、建物の高基礎で対応となったお宅。よくある計算方式
を使ってもうまくいかなかったことから、崩壊土量の計算と
基礎の構造計算を行いました。このやり方、今まで未経験
で、いつも頼んでいる構造設計事務所でも「計算できない」
と断られ、知人の紹介で土木専門の構造事務所にお願い
してやっと何とかなりました。

もう一つは調整区域での建替え。明治時代から住んでいる
場所ですので、建築自体に問題はないのですが、隠れてい
た事実が次々と発覚(沢山あって書ききれません・苦笑)。
きわめつけは、敷地を2分する赤道(むかしの通路、多くが
国有)の本来の位置が、現在位置とずれているのではという
点。事実を実証するものがないし、多少ズレていたとしても、
誰も損得がからまず、もう70年も使い続けている場所で良
いじゃないかと思ったのですが、唯一残る書類である公図
(土地の地番と隣接殿関係性を表した地図)をもとに、形を
再現するということに。これは最近の国の指針らしく、問題
になることが増えているようです。個人的には全く納得がい
かなかったのですが、100年も前に作られた大まかな図面
に基づいて、それに合うように現地を直す、という作業をした
のです。

どちらも、いろいろと苦労しましたが、やっと着工の段取りが
とれるところまで来ました。良かった良かった!

千葉/工務店/注文住宅/玉川ハウジング

投稿者 tamagawa : 2017年07月17日 20:39