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2011年07月20日

自然とエネルギー

7月にして、最大規模の台風がきています。
四国、紀伊半島などでは雨量が凄まじいようで、大きな被害も出て
います。自然は偉大で美しいと同時に、残酷なものでもあります。

人の歩みも自然と共にあるべきで、エネルギー問題も地球、自然と
共存していけるものが理想です。とはいっても、今迄は人間の都合
で自然を食いつくしてきました。石油、天然ガス、石炭はその典型。

私が日本で可能性を一番感じる地熱だって無尽蔵のものではない
はず。確かに太陽光、水力、風力あたりは自然への負荷が少ない
と思いますが、それがエネルギーの主役になる日は残念ながら近
くはないでしょう。

私はずっと原発を必要悪と考えていました。火力発電が自然への
負荷の点でも資源の枯渇の点でも限界にきている今日、新しいエ
ネルギー(以前は水素かな、と思っていましたが)への中継ぎとし
て唯一の存在かと。

不幸にも事故が起こり、その後処理や被害状況を見守る中で脱原
発への世論が世界中に高まっているのは周知の通りです。しかし
自然再生エネルギーが主役になるまでの間、節電と火力発電で乗
り切ろうというのには疑問を感じます。

日本の家庭で省エネに徹するのは良いことだと思いますし15%の
節電は難しくないと思います。問題は、企業活動です。タダでさえ、
国内から海外へのシフトが強まっています。節電で不便をしながら、
かつ高い電気代を払って日本で活動し続ける企業がどの位あるで
しょうか?企業は厳しい競争の中、自己責任で運営しなければなら
ないのです。

日本の産業はここ10年で大きく空洞化しています。建築業界でも
建築自体は現地生産ですが、建築建材などでは海外生産が急速
に進んでいます。この流れが止まらなくなると、近々、雇用の大問
題になると思います。

まだまだ考えはまとまらないのですが、物事はそう単純ではないと
思っています。

この話題は又、改めて。


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千葉/工務店/注文住宅/玉川ハウジング

投稿者 tamagawa : 2011年07月20日 18:42