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2008年03月03日

建材の話

住宅に使う様々な建材は、日進月歩でどんどん新しいものが出てくる。
中には画期的と思われるものもあるし、似たようなものでも少しずつ
基本性能が向上しているものもある。

消費者のニーズをうまく捉え上手に宣伝することで「売れる商品」にな
れば、ローコストで生産できるものでも高めの価格設定にでき、多くの
利益を生みだす「稼ぎ頭」的商品になる。

マーケティングの考え方では、これらは企業が利益を上げていくための
当たり前の方法だがら、否定も何もしない。

しかし、住宅のように耐久消費財・・・と言うか固定資産と言うべきもの
として長期に渡り使い続けるものは、あまりヤワなものや、「もどき」の
ものの使用は個人的にどうしても抵抗がある。(好き嫌いもあるが)。

今流行の「キッチンパネル」。お客様も設計者も、システムキッチンの前
は「キッチンパネルが一番良い」ということで一致している。従来のタイル
は目地汚れが悩みの種だったが、キッチンパネルになると目地が無い。
「お手入れ簡単」ということで爆発的に売れている。

では、タイルの目地とはそんなに汚れるのか?確かに白い目地は汚れ
が目立つことがあるが、色目地にしたあるお宅(築15年)のタイル目地
は、きれいなものだった。掃除は1ヶ月に2回程度とマメなほうではない。
ただカビが染み付いて取れないところがあった。キッチンとの取り合い
部分のシーリング(ゴムのような柔らかい部分)。 実はコレ、キッチン
パネルにも同じようにあるのだ。

つまり一番汚れるところはシーリングなのである。ここにカビをつけない
ためには、こまめにカビ取り(シーリング用)をしなければならないのです。
キッチンパネルにしてもサボるとカビがはえますヨー。

それに最近のおしゃれなショップ(服飾でも雑貨でも)では、タイルを張っ
てあるところが増えていますね。「焼き物」としての本物の質感は、高級
感を生みだすのです。

何も「キッチンパネル」を否定しているわけではありませんが、わたしは
個人的に、タイルの方が好きです(社内でも私だけでしょうね・笑)。少々
メンテナンスに手がかかっても、質感のある本物が好きなだけです。


建材の話・・・続きはいずれ又。


投稿者 tamagawa : 2008年03月03日 20:41