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2013年01月08日

経済を読む

などと、書いてはみたものの、到底私にはできません。

でも経済評論家も、確実に判っている人はいないんじゃ
ないかと最近思います。特に為替相場や株式市場の見
通しは、当たるも八卦、当たらぬも八卦って感じです。

よって、ちょっと感じたことを勝手に書いてみます。

公共投資を増やせば仕事が増えますから、その間、一時
的に景気が良くなりますが、でも投資効果が無くなれば
終わりで、それが続くことは今までありませんでした。残
念ながら今後もないでしょう。

日本人は、モノにあふれた生活をしていますから、壊れて
使えなくなり不便になるか、画期的な新しいものがでない
限りは、大きい買い物はあまりしなくなりました。
新しい道路ができても、新しいスポーツカーを買って走って
みよう、と言う人にはお目にかからないし、便利になった所
が栄える分、衰退するところがでるので、全体的にはあまり
+にはならないかと。

何か新しい価値観、たとえば「庶民でも週末は別荘で過ご
そう」とか、「趣味の家をシェアして持とう」とか、「トレーラー
ハウスを持とう」とか(すみません、思いつくのが皆、住まい
関連で)、弾けない楽器を買って始めるとか、絵画や工作な
どを趣味に始めるとか、ブランド品など高額品を買うとか、旅
行やグルメをしまくるとか、少なくとも借金するか貯金をおろ
してお金をつぎ込む位でないと、なかなか景気は良くなりま
せんよね。

でも、今のご時世、遊びのために借金をするなど身を滅ぼ
す典型ですし、貯金があっても、老後の不安が消えないか
ら、なかなか使いません。
90歳位になってまだ元気なら、ちょっと使おうか、って気に
もなるんでしょうけど、その年だと使うものも限られますしね。
だから、老後の不安がない社会にすることが持っているお
金を吐き出させる一番の方策だと私は思うのです。ちゃん
と税金や社会保険を収めてきた人は、食べられるだけのも
のが老後にもらえる社会が、やはり理想です。それが実現
できたうえで、例えば「60歳以上の金融資産には金利が
一切つかない」(ちょっと過激ですが)とかすると、お金、使
いますよね。(その利息は社会保障に充当するとかして)

若い人も、子供の教育や住宅ローンなど、現役時代のお金
のやりくりだけを考えれば良い(少なくとも老後食べていくだ
けなら心配不要)となれば、もう少しはダイナミックにお金を
使えることでしょう。

以上、国内消費の面からみた、効果的な景気対策の私見で
す。国がお金を使うなら「老後の生活の絶対的安心」が一番
効果的だと思うのですが、如何なものでしょうか?

投稿者 tamagawa : 2013年01月08日 17:32