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2012年12月04日

トンネル天井崩落

笹子トンネルの事故。
被害にあわれた方には、本当に気の毒でなりません。
事故を100%防ぐことはできないと知ってはいるもの
の、もう少しやれることは間違いなくありました。特に
今回はトンネル自体の崩落ではなく「天井が落ちた」
わけですから。

トンネルにも様々な造りがあること、天井板がボルトで
吊られていることなど、多くの方が初めて知ったことと
思います。そのボルトがケミカルアンカーと知り、余計
に心配になりました。

我々の建築工事でも、基礎から土台や柱が引き抜か
れないようにアンカーボルトを設置します。後から追加
する場合は、コンクリートに穴をあけ化学の作用で固定
されるケミカルアンカーを用いることも、まれにあります。
これらのアンカーボルトは、普段は全く力が加わってい
ません。建物が大きな横揺れに見舞われた時、上に抜
けないように抵抗します。

これに対し、天井から常時、大きな引き抜きの力を受け
続けるところに、打ちこみのケミカル・アンカーは感覚的
にも不安です。しかも車両の通行により、大きな振動が
常時あります。トンネル外からは、地下水の浸透もあり
ます。この劣悪な条件下で経年劣化は避けられません。

この施工方法は、今は殆ど使われていないようですが
(でもアクアラインに使われているらしい)、新たにアンカ
ーボルトを追加して補強するか、天井を撤去してジェット
ファンによる送風に変えるか、緊急に対策をとって欲しい
ものです。

因みにこの笹子トンネル、事故の半日ほど前に父が通
って千葉へ帰ってきました。ただ運が良かったということ
でしょう。事故があった朝、電話で声を聞き、ほっとした
次第です。

投稿者 tamagawa : 2012年12月04日 18:55