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2008年09月17日

無理な借金

米国リーマンの破綻、AIGへの公的資金注入(8兆円?!)。

日本のバブル崩壊と似たようなシナリオがまたしても繰り返される。

無理な融資(借入)が、不動産価格の高騰によりカモフラージュされ、
知らず知らずのうちに社会全体に広がり、気付いたとき(不動産価格
の下落時)には、とり返しのつかないことになる・・・・。

金利の高いアメリカでは、2000万円を6%30年返済で借りると月々
の返済額が約12万円。低所得者向けのサブプライムローンは数年後
に金利が10%位になるらしいので月々の返済は17万円位に跳ね上
がる。

日本と違いアメリカのローン(ノンリコースローン)は担保物件を明け渡
せば残債は返済の義務がないので不動産の価値が下がると返済の
意欲がなくなってしまう。

個人破産しない限り残債の返済義務のある日本で、バブル崩壊後も
多くの人が歯を食いしばり返済してきたのとは随分違いますね。
逆にアメリカではその分金融機関への打撃が大きいといえるでしょう。

似たようなことは中国でもおきています。今年初め位から、都市部の
マンションをはじめとする不動産価格下落に歯止めがかからない。
投資用として不動産を借金で購入する一般庶民も多いようで「中国も
ここまで来たか」と思います。

そして今では金融の世界が複雑に絡み合い、銀行債権(住宅ローン
等)を買い取る金融機関があり、それらを証券化して世界中の金融
機関・投資家に売っているので、問題が生じた時の余波はどこまで
も続くようです。

金融工学なるものも生まれ、少しのお金で何百倍も儲かる(損する)
売買が行われ、それに携わる人(何の生産活動もしていない人)が
超高給取りになる今日の世の中・・・・。

・・・いい加減、もう終わりに出来ないものか。

投稿者 tamagawa : 2008年09月17日 15:07