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2008年04月23日

10億円着服vsインサイダー取引

昨日容疑者が逮捕された2つの事件。

茨城県国民健康保険団体連合会で、経理担当職員がなんと10億円を
着服。連合会では現金の出し入れをこの職員に任せきりで、今まで10
億円の欠損に気が付かなかった。

市町村から集めた保険料に10億の穴があいたわけで、当然保険料で
穴埋めするのだろう。経営陣の責任はどうなるのか?

片や野村證券の社員によるインサイダー取引。合併・買収などの業務
を手がける中で、値上がり見込みの株を知人に事前に買わせ、値が上
がったら売りぬける。その不正利益は5000万円にのぼる。

メディアでは野村證券の事件が大きく取り立たされる。この問題で野村
証券の株価は下がり、仕事の上でも影響が出るそうだ。株のことは良く
判らないが、一社員のしたことにしては、随分と影響が大きいのだな。
会社側も社外で行われた不正行為では、監視しきれなかったとしても
ある意味仕方ないことのように思うが・・・。

茨城の着服の件は、現実に10億もの大金が減っているにもかかわら
ず気付かなかったところがいかにもおめでたい。そんな組織には大いに
問題がある。

インサイダー事件は、場合によるともっと巨額な取引に発展する恐れも
あり、証券取引業界の信用低下など、大きい問題をはらんでいる。だか
ら大騒ぎされると言うことだろうか。 でも一職員が10億の金を使いこん
でいた事実と、そのブザマな管理体制(他の団体でもあるだろう)だって
もっと問題にしなきゃならんのでは?

そう思うのだが、如何なものだろうか・・・・。

投稿者 tamagawa : 2008年04月23日 14:41