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2007年12月18日

火の車財政・千葉市

県内市町村で実質収支がマイナス(赤字)なのは千葉市のみ。因みに過疎化
に悩む地域の市町村も含め他は概ね3%以上の黒字です。

これに加え、実質公債費比率(支出に占める借金返済の割合)が最も高いの
も千葉市(24.8%)。まさに「火の車財政」。
公債費比率は以下印旛村(23,5%)、印西市(23,3%)、白井市(21,4%)
と続くが、これらの地域は千葉ニュータウンのインフラ整備費用だなと察しがつく。
その次に茂原(21,0%)、鋸南町(20.8%)、東金市(20.2%)と続き、ここ
までが毎年収入のうちの20%以上を借金返済にあてている。茂原と東金は地
域の中核都市としてメンツを保つ為のハコモノにお金をかけすぎた結果か。

話は戻って千葉市であるが、まず実質収支がマイナス(赤字)なのが問題。収入
見込みが甘いか支出が多すぎか。まぁ借金返済が1/4を占めるから、やりくり
が苦しいだろうが収支黒字化が最優先課題だ。加えて借金をどう減らしていくの
か。公債健全化計画の予定通りにいっても2010年には公債比率が27%に達
するらしい。なんだ、まだ悪くなるのか。25%を超えると早期健全化団体に指定
される可能性が高く、そうなると大幅な起債制限を受けることになる。

要は、カード破産予備軍の人が、「これから借りるときは審査が厳しくなりますよ」
と言うのと同じ。政令指定都市にしては、ちょっとお粗末なことですな。

千葉市の行政サービスは良いという話もあるが、文化事業には全く予算がつかな
いとも聞く。いったい何にお金がかかったのか判らないが、千葉市民は、これから
ちょっとずつ負担が増えていくハメになるのかな?

投稿者 tamagawa : 2007年12月18日 16:29